前回作ったさおメシに使用していた食材【ヘンプシード】。
シード(種)は、今やビーガン食の人たちのためだけでなく、その効能が非常に優秀なため、自然食品を扱うスーパーなどでも購入できるようになってきました。
一般に出回っているものでよく知られているシード(種)としては、ゴマ、ひまわり、かぼちゃ、チアシードなど。この中でいくつかはみなさんも食べたことがあると思います。
今日は、シード(種)類の中でもsaosaoが特にオススメしたい【ヘンプシード】をご紹介させていただきます。

ヘンプシード=麻の実です。
雑穀類に分類されるヘンプシード。古くから世界中で食べられてきています。食用とされるのは主に、ヘンプの実(種子)。日本では、麻の栽培が規制されているため、入手できるほとんどのものは輸入物です。属性は同じ麻科なんですが、その大麻から精神に作用する成分を抜いたものが、麻の実です。
- 販売されているヘンプシードには、加熱と非加熱の2タイプがありますが、発芽防止のために施す加熱では栄養価の損失はないようです。単純に、加熱の有無・そして味わいの違いとして捉えてよいとのこと(メーカー談)。是非味の違いも楽しんでみてください。

多くのシード(種)は、ダイエット目的だけではなく、健康に暮らしたい人が食生活に取り入れると、さまざまな素晴らしい恩恵があります。
見た目は小さいですが、埋めて水をやれば芽が出てくる、そのパワーを持つ種の実体は「胚芽」です。すべての種には【オメガ3脂肪酸】と【食物繊維】2トップの栄養素が多く含まれていることもあり、着目されています。

○デトックス効果がスゴイ!
ヘンプシードに含まれている食物繊維は水に溶けない食物繊維です。水に溶けない食物繊維というのは、おなかの中で食べると膨れて満腹感を得やすく、腸内の有害な物質を外に排出するため、便通をうながしやすいことからダイエットに役立つといわれています。更に、ダイエット目的だけではなく、食物繊維は、腸の中でいろんな働きをするため、それ自体が健康促進に大きく役立っているといってよいでしょう。
○ダイエットに最適!
オメガ3とオメガ6は、体内で作ることができない栄養素なので、食べ物から摂取する必要がある、ということはご存知の方もいらっしゃると思いますが、ヘンプシードは、これらが豊富なだけでなく、その2つの栄養素の割合が体が最も燃焼しやすい割合に近いため、摂取するだけで痩せやすい体質になるといわれています。
○良質なタンパク質!
シード類には珍しい、タンパク質がたくさん入っているのがヘンプシード。ヘンプシードには、たくさんのアミノ酸により構成されていています。体にどれくらい吸収されやすいかの数値を評価する『アミノ酸スコア』。その数値が高いので、ヘンプシードは良質なタンパク質が摂取できるんです。なんと、必須アミノ酸9種類すべてが含まれています!
※出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
○ビタミン&ミネラルが豊富!
saosaoがヘンプシードを摂取している一番の目的はここです!亜鉛、鉄、マグネシウムは私達自らの体内から作り出すことはできないため、食料からのみ摂取できる栄養素です。加工食品大国に生存している私達の体は、日々、体内に送り込まれる加工食品の消化にミネラル等をたくさん消耗して枯渇している状態です。意識的に摂らないと、体の中からも皮膚からも、様々な疾患が発生してくるといわれています。
このように、ヘンプシードには素晴らしい効能がたくさんあるのです。ただし、摂取し過ぎはどんな食材にもいわれていることですが、よくありません。1食につき多くても大さじ1杯くらいまでといわれています。ちなみにsaosaoは一度に摂取する量は大体小さじ1杯程度。3ヶ月続けて摂取してみると効果が体で感じられると思いますので、ぜひ、やってみてくださいね!
では、具体的にどうやって摂取すればいいのでしょうか?

ゴマのような見た目のヘンプシードは、若干、ナッツのような風味なので、サラダや冷ややっこ、おひたしなどのトッピングにピッタリ。和食にもとても合います。saosaoは、ごまと一緒にご飯にかけてほぼ毎日摂取しています!どんな食材にも食べ合わせしやすいですよ。
*加熱してしまうと成分が変わってしまうため、加熱しないで摂ることが大切です!
〜食べ方の一例〜
朝はだいたいグラノラ+OIKOSが多いので、このように振りかけるだけのお手軽摂取方法です。
その他、野菜にふりかけたり、様々な食品に和えてみてください。ゴマをはじめ、他のシード(種)類と比べると、風味が強くなく、食べやすい味でどんな料理にも合いやすいと思います。
手軽に摂取できて、スーパー栄養素がギュッと詰め込まれている【ヘンプシード】。ぜひ、みなさんの食卓にいつも置いて、さっとふりかける習慣を試みてくださいね!
それではまた! See you!